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eventvwr.mscとは?イベントビューアーの確認・開き方

eventvwr.mscは、Windowsの「イベントビューアー」を起動するためのコマンドです。

イベントビューアーは、システムやアプリケーションの動作ログを記録・確認するツールで、不具合の原因特定やシステム監視に役立ちます。

開き方は以下の通りです。

1)「Winキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、eventvwrと入力してOKをクリック。

eventvwr.mscとは

eventvwr.mscは、Windowsオペレーティングシステムにおける「イベントビューアー」を起動するためのコマンドです。

イベントビューアーは、システム、セキュリティ、アプリケーションなどのログを記録し、ユーザーがこれらのログを確認するためのツールです。

このツールは、パソコンの動作状況やエラーのトラブルシューティングに役立ちます。

イベントビューアーでは、以下のような情報を確認できます。

  • システムの起動やシャットダウンの時刻
  • アプリケーションのエラーや警告
  • セキュリティ関連のイベント(ログイン試行やアクセス権の変更など)

これにより、ユーザーはパソコンの状態を把握し、問題が発生した際にはその原因を特定する手助けを得ることができます。

特に、システムの不具合やエラーが発生した場合、イベントビューアーを利用することで、過去のログを参照し、問題解決に向けた手がかりを得ることが可能です。

eventvwr.mscを使用することで、ユーザーは簡単にイベントビューアーを起動し、必要な情報を迅速に確認することができます。

イベントビューアーの役割

イベントビューアーは、Windowsオペレーティングシステムにおいて非常に重要な役割を果たすツールです。

その主な役割は、システムやアプリケーションの動作に関する詳細なログを記録し、ユーザーがそれらの情報を確認できるようにすることです。

具体的には、以下のような機能があります。

1. ログの記録と管理

イベントビューアーは、システムの起動、シャットダウン、エラー、警告、情報メッセージなど、さまざまなイベントを記録します。

これにより、ユーザーは過去のイベントを追跡し、システムの動作状況を把握することができます。

2. トラブルシューティングの支援

システムに不具合が発生した場合、イベントビューアーは問題の診断に役立つ情報を提供します。

エラーメッセージや警告が記録されているため、ユーザーは問題の原因を特定し、適切な対策を講じることができます。

特に、ブルースクリーンエラーやアプリケーションのクラッシュなど、重大な問題が発生した際には、関連するログを確認することで迅速な対応が可能です。

3. セキュリティの監視

イベントビューアーは、セキュリティ関連のイベントも記録します。

これには、ユーザーのログイン試行、アクセス権の変更、システム設定の変更などが含まれます。

これにより、システムのセキュリティを監視し、不正アクセスや異常な動作を早期に発見することができます。

4. システムのパフォーマンス分析

イベントビューアーを使用することで、システムのパフォーマンスに関する情報も得られます。

特定のアプリケーションやサービスがどのように動作しているかを把握し、必要に応じて最適化を行うためのデータを提供します。

5. カスタマイズ可能なフィルタリング

イベントビューアーは、ユーザーが特定の条件に基づいてログをフィルタリングできる機能を提供します。

これにより、必要な情報を迅速に見つけ出すことができ、効率的なログ管理が可能になります。

このように、イベントビューアーはシステムの健全性を維持し、問題解決を支援するための不可欠なツールです。

ユーザーはこのツールを活用することで、より良いコンピュータ環境を実現することができます。

eventvwr.mscを使ったイベントビューアーの開き方

イベントビューアーを開く方法はいくつかありますが、最も簡単で迅速な方法の一つが eventvwr.msc コマンドを使用することです。

このセクションでは、eventvwr.mscを使ってイベントビューアーを開く手順を詳しく説明します。

1. ファイル名を指定して実行を使用する

最も一般的な方法は、Windowsの「ファイル名を指定して実行」機能を利用することです。

以下の手順でイベントビューアーを開くことができます。

  • Winキー + Rを押す: これにより「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスが表示されます。
  • eventvwrと入力: ダイアログボックスのテキストボックスに eventvwr と入力します。
  • OKボタンをクリック: 入力後、OKボタンをクリックするか、Enterキーを押します。

これでイベントビューアーが起動し、システムのログを確認できる画面が表示されます。

2. コマンドプロンプトを使用する

もう一つの方法は、コマンドプロンプトを使用してイベントビューアーを開くことです。

以下の手順で行います。

  • コマンドプロンプトを開く: スタートメニューから cmd と検索し、コマンドプロンプトを選択します。
  • eventvwr.mscと入力: コマンドプロンプトのウィンドウが開いたら、 eventvwr.msc と入力し、Enterキーを押します。

これにより、イベントビューアーが起動します。

3. スタートメニューから開く

イベントビューアーはスタートメニューからもアクセス可能です。

以下の手順で開くことができます。

  • スタートボタンをクリック: 画面左下のスタートボタンをクリックします。
  • 「すべてのアプリ」を選択: スタートメニューが表示されたら、右上の「すべてのアプリ」を選択します。
  • Windowsツールを探す: アプリのリストから「Windowsツール」を見つけ、その中にある「イベントビューアー」をクリックします。

この方法でもイベントビューアーを開くことができます。

4. ショートカットを作成する

イベントビューアーを頻繁に使用する場合は、デスクトップやタスクバーにショートカットを作成しておくと便利です。

以下の手順でショートカットを作成できます。

  • Windowsツールを開く: スタートメニューから「すべてのアプリ」を選択し、「Windowsツール」を開きます。
  • イベントビューアーを右クリック: イベントビューアーを右クリックし、「ショートカットの作成」を選択します。
  • デスクトップに作成: 確認メッセージが表示されたら「はい」を選択します。

これでデスクトップにイベントビューアーのショートカットが作成され、簡単にアクセスできるようになります。

以上の方法を使って、eventvwr.mscを利用し、イベントビューアーを簡単に開くことができます。

これにより、システムのログを迅速に確認し、必要な情報を得ることが可能になります。

イベントビューアーで確認できる主なログ

イベントビューアーは、Windowsシステムの動作状況やエラーを記録するための重要なツールです。

ここでは、イベントビューアーで確認できる主なログの種類について詳しく説明します。

1. システムログ

システムログは、Windowsオペレーティングシステムの動作に関する情報を記録します。

このログには、ハードウェアのエラー、ドライバーの問題、システムの起動やシャットダウンに関するイベントが含まれています。

特に、システムの安定性やパフォーマンスに影響を与える問題を特定するのに役立ちます。

  • イベントID 6005: イベントビューアーが起動したときのログ
  • イベントID 6006: イベントビューアーがシャットダウンしたときのログ
  • イベントID 41: システムが予期せず再起動したときのログ

2. アプリケーションログ

アプリケーションログは、インストールされているアプリケーションやサービスからのエラーや警告を記録します。

このログは、特定のアプリケーションが正常に動作しているかどうかを確認するために重要です。

アプリケーションのクラッシュや異常動作の原因を特定するために利用されます。

  • イベントID 1000: アプリケーションエラーの発生
  • イベントID 1026: .NET Frameworkのエラー

3. セキュリティログ

セキュリティログは、システムのセキュリティに関連するイベントを記録します。

これには、ユーザーのログイン試行、アカウントの作成や削除、アクセス権の変更などが含まれます。

セキュリティログは、システムの不正アクセスやセキュリティインシデントを監視するために重要です。

  • イベントID 4624: 成功したログイン試行
  • イベントID 4625: 失敗したログイン試行
  • イベントID 4672: 特権のあるユーザーのログイン

4. フォワードログ

フォワードログは、他のコンピュータからのイベントを集約するためのログです。

これにより、複数のコンピュータのイベントを一元管理し、監視することができます。

特に、企業環境や大規模なネットワークでの管理に役立ちます。

5. カスタムログ

イベントビューアーでは、ユーザーが独自のカスタムログを作成することも可能です。

これにより、特定のアプリケーションやサービスに関連するイベントを独自に記録し、管理することができます。

カスタムログは、特定のニーズに応じた情報を収集するのに便利です。

6. 監査ログ

監査ログは、システムの監査に関連するイベントを記録します。

これには、ファイルやフォルダへのアクセス、システム設定の変更、ユーザーアクティビティの監視などが含まれます。

監査ログは、コンプライアンスやセキュリティポリシーの遵守を確認するために重要です。

これらのログを活用することで、ユーザーはシステムの状態を把握し、問題の診断やトラブルシューティングを行うことができます。

イベントビューアーは、これらの情報を視覚的に表示し、必要なデータを迅速に取得できるようにするための強力なツールです。

ログの絞り込みと活用方法

イベントビューアーでは、膨大な量のログが記録されているため、特定の情報を迅速に見つけ出すためにはログの絞り込みが重要です。

このセクションでは、ログの絞り込み方法とその活用方法について詳しく説明します。

1. ログの絞り込み方法

イベントビューアーには、ログを効率的に絞り込むためのフィルタリング機能が備わっています。

以下の手順でログを絞り込むことができます。

フィルターの適用

  • イベントビューアーを開く: eventvwr.mscを使用してイベントビューアーを起動します。
  • ログを選択: 左側のペインから、絞り込みたいログ(例:システムログ、アプリケーションログなど)を選択します。
  • 「現在のログをフィルター」オプションを選択: 右側のアクションペインにある「現在のログをフィルター」をクリックします。
  • フィルター条件を設定: フィルターダイアログボックスが表示されるので、以下の条件を設定できます。
  • 日付と時刻: 特定の期間内のログを表示するために、開始日と終了日を指定します。
  • イベントレベル: 重大、警告、情報など、表示するイベントの重要度を選択します。
  • イベントソース: 特定のアプリケーションやサービスからのログを絞り込むために、ソースを指定します。
  • イベントID: 特定のイベントIDを指定して、そのイベントのみを表示します。
  • ユーザーやコンピューター: 特定のユーザーやコンピューターに関連するログを表示するために、ユーザー名やコンピューター名を指定します。

設定が完了したら、 OK ボタンをクリックすると、指定した条件に基づいてログが絞り込まれます。

2. 絞り込んだログの活用方法

絞り込んだログを活用することで、問題の特定やトラブルシューティングが効率的に行えます。

以下は、絞り込んだログを活用する具体的な方法です。

問題の診断

特定のエラーや警告を絞り込むことで、問題の原因を迅速に特定できます。

例えば、アプリケーションがクラッシュした場合、そのアプリケーションに関連するイベントをフィルタリングし、エラーメッセージや警告を確認することで、問題解決の手がかりを得ることができます。

パフォーマンスの監視

システムのパフォーマンスに関するログを絞り込むことで、リソースの使用状況やボトルネックを特定できます。

特定の時間帯に高負荷がかかっている場合、その時間帯のログを確認することで、原因を分析し、最適化のための対策を講じることができます。

セキュリティの監視

セキュリティ関連のイベントを絞り込むことで、不正アクセスや異常な動作を監視できます。

特定のユーザーのログイン試行やアクセス権の変更を確認することで、セキュリティインシデントの早期発見が可能になります。

ログのエクスポート

絞り込んだログは、ファイルとして保存することもできます。

これにより、後で分析したり、他のユーザーと共有したりすることが容易になります。

右側のアクションペインから「すべてのイベントを名前をつけて保存」を選択し、保存先を指定することで、ログをエクスポートできます。

3. 定期的なログの確認

定期的にログを確認し、絞り込むことで、システムの健全性を維持することができます。

特に、重大なエラーや警告が発生していないかを確認することで、問題が大きくなる前に対処することが可能です。

このように、イベントビューアーのログの絞り込み機能を活用することで、システムの状態を把握し、問題解決やパフォーマンスの最適化、セキュリティの監視を効果的に行うことができます。

まとめ

この記事では、eventvwr.mscを使用してイベントビューアーを開く方法や、イベントビューアーの役割、確認できる主なログ、ログの絞り込みとその活用方法について詳しく解説しました。

これにより、システムの状態を把握し、問題の診断やトラブルシューティングを行うための具体的な手法を紹介しました。

今後は、定期的にイベントビューアーを活用し、システムの健全性を維持するための習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。

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